from 野村尚義

■キッチンタイマーでコストパフォーマンスをアップする

プレゼンづくりで課題になってくることのひとつが、のめりこみすぎるということです。

特にプレゼンのスライドづくりが好きな方なんて、凝りすぎてそこに時間を投資しすぎてしまう。

凝ることは必ずしも悪ではありませんが、コストパフォーマンスを考えないことは悪です。

 

プレゼンをつくる時点で、そこには目的があるはずです。

そしてその目的を達成するための手段がプレゼンであり、その一部がスライドのはず。

だから、スライドづくりが楽しいから時間をかけすぎたというのは合目的的ではありません。

 

でも、人間ですから、いつのまにかのめりこんでしまうことってあるじゃないですか。

だからこそ、キッチンタイマーが役立ってくれる。

「1スライド4分でつくる」といった風に制限時間を設けて、時間が来たら無条件で切り上げる。

 

そうすると、タイムプレッシャーをうまく感じながら、投資対効果よくスライドがつくれます。

極端な・・・とあなたは感じるかもしれませんが、私はこうやっています。

 

■キッチンタイマーは時間密度と思考密度を高めてくれる

このように、時間密度を高めてくれるキッチンタイマーですが、実は思考の密度も高めてくれます。

「はい、この問題15分で考えて」と言われれば15分かかる問題も、

「この問題5分で考えて」と言われれば5分でそれなりの答えが出てくる。

 

これは、研修やセミナーでワークをするときに強く感じることです。

思考に圧力がかかることによって、頭の回転数が早まるのでしょうか。

特に、私たち社会人が取り組むような”答えがひとつではない問題”にその傾向は顕著です。

(逆に、受験問題のような「解答がひとつ」の問題は、時間圧縮はうまく働きません)

 

■よいところだらけのキッチンタイマー

ふと気づけば、私にとってキッチンタイマーは台所用品ではなく、ビジネス加速ツールでした。

そもそも、キッチンで使ったことないかも(笑)

 

昨年、宮崎で「あなたがキッチンタイマーを売り込むとしたら?」というビデオを撮影しました。

論点は、書籍に書いた“価値の三次元分析”なのですが、聞きなおして笑いました。

キッチンタイマーなのに、キッチンの前提がどこにもない(笑)

ただ、そのメリットをコンパクトにまとめて話せているので、よければ確認してみてください。

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