体系化する

出版社から書籍出版のオファーが来るブログの書き方7つのポイント

ほんの300アクセス/日のブログから出版が決まったのには、理由があります。それは戦略をもってブログ記事を更新していること。その7つの戦略とは?

from 高確率成約コンサルタント 野村尚義

出版社から書籍出版のオファーが来るブログの書き方

先月に、「これだけ!プレゼンの本質」を出版しました。それについて「どういう経緯で、今回の本をだすことになったんですか?」とよく聞かれます。

今回の出版社であるすばる舎リンケージさんとのご縁は、実はブログから。

実は、私は出版者さんとのリレーションは色々と多いのです。でも初の単著は、先方から問い合わせてくれたすばる舎さんで出すことに決めました。「ぜひ、野村さんにこそ書いてほしい!」そう思って下さっているのが、強く伝わってきたからです。

この話をすると「どうやったら、ブログ経由で出版のオファーとか来るんですか?」と聞かれます。その質問もごもっとも。ブログを書いている人なんて何万人も、何十万人もいる。けれど、そのうち出版の依頼を受ける人はほんの一握りでしょうから。

 しかし、私はきっとそのうちオファーが来ると思っていました。来る前から。なぜならば、オファーが来るようにブログを書いていたからです。

では、具体的にどういうことを意識していたのか?7つのポイントでご紹介しましょう。

1.自分が何の専門家なのかを明確にする

専門家当然の話ですが、専門家でない人に出版の依頼をしたいとは思わないでしょう。最低限の話として、何の価値が提供できる専門家なのかは明確にする必要があります。 

その一番のポイントはプロフィールですね。

野村の場合は以下のような形で、プロフィールをつくっています。

http://www.strategic-presentation.com/profile/

このプロフィールも、かなり試行錯誤のなかでここに落ち着きました。魅力的なプロフィールの書き方については、この枠に収まらないので、また取り上げます。

 ただ、じゃあプロフでさえ専門家である様子を匂わせればよいのかというと、そうではない。だって、記事が面白いから書き手に興味を持つわけですから。記事がつまらなければ、プロフページに辿りつくことはありません。

 だから、各記事内でも、書き手の専門性を匂わせることが必要だということ。ですので、私はランチ記事とか、その日あった出来事記事とかはあまり肯定的になれません。

 ■2.自分の専門領域にテーマを絞り、そこにつながらない話は書かない

書き手の専門性があったとして、それがブログに反映されていなければ意味がありません。そして、読み手の興味もひきません。たとえば・・・

・税理士が書くマーケティングブログ
・ITエンジニアが書く人生の切り開き方
・プレゼンアドバイザーが書く人脈の築き方

それほど、興味持たなくないですか?しかし、意外なほどこれをやらかしてしまいます。なぜならば、人は自分の興味対象について表現したくなるから。 

そして、興味対象は、自分がずっと前から当然のように出来て、飽きている分野ではない。最近自分がチャレンジし始めた、まだまだ未成熟な分野にこそ興味が向く。だって、自分にその分野の成長余地がたくさん見えるからです。

しかし、読み手が読みたいのは、あなたの現在進行形の勉強最中分野ではなく、あなたのスペシャリティです。

勉強中のあなたから、中途半端なことを聞くよりも、その道のプロフェッショナルに聞きます。自分がもっとも価値を出せる分野にテーマを絞りましょう。あなた自身がそれ以外の分野に興味を持つことは構いませんが、それをブログに書く必要はない。

3.他のブログや本で言っていることと、どう違うのかを明確にする

違いを明確に読み手にとって価値がある情報が書けていたとしても、それが既存の書籍とまったく同じなら、新刊にする必要はありません。だからこそ、あなたのオリジナルなコンテンツであることが望まれます。

まったく、みんなの同じ内容を書いたとしても、あなたにとってもそれは面白くないはずです。 

私の場合、いわゆる一般に言われているプレゼン術との明確な違いを打ち出しました。「きれいな声で、最高の笑顔で、つまらないことを話して、何の意味があるんですか?」これはずっと思ってきたことですし、だからこそ明確に打ち出しました。

「あぁ、この人の頼んだら、二番煎じな本ではなく、売れる新基軸が打ち出せるな」もし、読み手の編集者さんがそう感じられたならば、興味をひかれずにはいられないですよね。

4.自分の持つコンテンツを体系化して打ち出す

体系化する毎回の記事をなんとなく、毎回ぜんぜん違う切り口から書いていたとしたら、それはエッセイです。いや、エッセイでもないですね。。。

書籍は、約10万文字。200ページ。これだけの情報量を書けるかどうかは、とても大切なポイント。でもそれは、1000文字の情報が100個あればよいという話ではない。

1000文字×100個が、ただ単にあるだけでなく、有機的に結びついている必要がある。それが“体系化している”ということです。

「今日の記事は、自分のコンテンツ体系のうち、どこのパートを語っているのか?」これが言えないようだと、あなたのコンテンツは体系化されているとは言えません。

■5.事例でディティールを語る

ディティールを描く1-4のポイントをしっかりと打ち出すことで、受け手にとって価値あるコンテンツが示せた。

しかし、理論・理屈の話というのは、いまいちピンとこないというか、あまり面白くない。そこにリアリティと面白みを出すのが、“事例”です。

その事例とは、自身の体験談かもしれないし、周りをサポートした話かもしれない。私の場合は、プレゼン指導のクライアントの話とかが多いわけですが。

あとは、有名人のスピーチ分析を、そこそこな比率で行ってきました。
http://www.strategic-presentation.com/analyse_carisma/

6.自分のパーソナリティを調味料として匂わせる

情報は同じでも、誰が書くかで味わいは変わってくるのが、書籍でありブログです。だから、書き手のパーソナリティがにじみ出るように書く。

ただし、私は書籍や一般人ブログにおいては、書き手のパーソナリティは主役ではないと思っています。芸能人ブログならば、書き手本人が主役であり、情報は脇役でしかない。

だから、ランチの写真を載せたり、すっぴんの写真を載せるだけで読者に喜ばれるのです。でも、残念ながら、私たちはそうではない。ごく一部のコアな読者は喜ぶ可能性はなくはないですが、さすがに狭すぎます。

「主役は情報、書き手のパーソナリティは脇役」これが本質。

スパイス、調味料じゃあ脇役はいらないのか?

いえ、そうではありません。書き手のパーソナリティはスパイス、調味料なのです。ステーキが情報ならば、ペッパーや和風ソースが書き手のキャラ。お肉を食べるときに、味付けせずに食べる人はいません。 

では、あなたはペッパーなのか?和風醤油ソースなのか?はたまた、ワサビなのか、ゴマだれなのか?そのときどきで、味が違う調味料は使いにくい。

自分の調味料としての立ち位置を明確にしましょう。

 

7.面白く読ませる文章をこころがける

まぁ、最後は当然といえば当然なのですが、読んでいて楽しい文章を書くということです。ブログだったら、500-2000字くらいでしょうか?書籍ならば、10万文字。 

読み続けたいと思える文章であるということは、非常に大切です。編集者さんは、明らかに文章力をチェックしているなと感じますから。 

ブログを書くときのポイントは、プレゼンのポイントとまったく同じ

さて、7つのポイントで書いてきましたが、結局ここで言いたいことはひとつ。ブログを書くときの戦略は、プレゼンづくりの戦略とまったく同じだということ。「これだけ!プレゼンの本質」で用いたキーワードで話すと、

1.自分が何の専門家なのかを明確にする
  →コンセプト設計/ポジショニング

2.自分の専門領域にテーマを絞り、そこにつながらない話は書かない
  →コンセプト設計/バリュー

3.他のブログや本で言っていることと、どう違うのかを明確にする
  →コンセプト設計/ポジショニング

4.自分の持つコンテンツを体系化して打ち出す
  →シナリオ設計/構造化

5.事例でディティールを語る
  →シナリオ設計/イメージ化

6.自分のパーソナリティを調味料として匂わせる
  →スタイル設計/パーソナリティ

7.面白く読ませる文章をこころがける
  →スタイル設計/話し方の基礎技術

なのです。

もちろん、ブログは出版につなげるために書くものではないかもしれない。自己表現の場だから、好き勝手に書くというのも、ひとつの選択肢でしょう。しかしもし、あなたがビジネスにブログをつなげたいと思い、そのために出版を目指すのであれば、“出版社から選ばれる”ブログを検討してみてはいかがでしょうか? 

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